ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドは実話なの?シャロン・テート事件の概要や映画の評判は?

映画




突然かもしれませんが、シャロン・テートさんという女優さんをご存知でしょうか?

 

出典:wikipedia

 

彼女は1969年8月9日に、たった26歳という若さで無残に殺されてしまったアメリカの女優さんです。

 

今となっては女優という肩書でよりも『事件の被害者』としてその名は有名でしょう。

彼女の事件についてはアメリカはもちろんのこと、世界各国でも今も語り継がれているほど残酷なものです。

 

そんなシャロン・テート事件を題材に盛り込んだ映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が、日本で2019年8月30日(金)に公開されます。

今回は、日本でも話題になりつつある今注目の映画作品「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のあらすじ、そしてストーリーの基となったシャロン・テート事件の概要、評判や口コミを紹介したいと思います。
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映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のあらすじ

リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)はピークが過ぎ去ってしまった俳優。

ずっと映画スターを夢見ているものの、なかなか芽が出ず焦っていました。

そんなリックを、親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が支えます。クリフはリックの親友であり、同時に付き人でもありスタントマンも担っていました。

出典:https://dailynewsagency.com/2019/05/22/once-upon-a-time-in-hollywood-fwr/

日々様々な色に変化していくエンターテイメントの世界で生きる事に疲弊して情緒不安定なリック。

そんな彼とは対照的に、クリフはいつも自分らしさを失わず、リックを支え続けます。

二人の関係はビジネスでもプライベートでも最高。

 

しかしながら、時代の流れは酷にも徐々に彼らを必要としなくなっていきます。

 

そんな中、リックの家の隣に、後に「戦場のピアニスト」などで知られる事となるロマン・ポランスキー監督と、ホープ女優のシャロン・テートが夫妻で越してきます。

段々と落ちぶれつつあるリック達とは対照的に輝きを放つポランスキー達。

 

やがてリックは再び俳優としての光明を求め、イタリアにてマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意を固めます。

そして、1969年8月9日。それぞれの人生を巻き込んで、映画史を塗り替える『事件』が起こってしまうのです。

 

以上が、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の大まかなあらすじとなっています。

 

主人公であるリックとクリフが、シャロン・テート事件の内容にどう絡んでいくかがこの映画の肝と言えるでしょう。

シャロン・テート事件は本当に残念な事件なのですが、その辺りが細やかに描かれているのかは定かではありません。

 

そして、誰もが注目せざるをおえないポイントが、リック役がレオナルド・ディカプリオ、そしてクリフ役がブラッド・ピット、という点でしょう。

トップクラスのハリウッドスター二人が初めての共演、という事で日本でも話題が広まっています。

ストーリーももちろんですが、二人の絡みも気になりますね。
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映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」シャロン・テート事件の概要

さて、ここでシャロン・テート事件を知らない方へ概要をお伝えします。

事件の内容は辛いものですが、これを知っておくと映画の楽しみも倍増すると思います。

 

シャロン・テートさんは1960年代に小テレビシリーズに出演。

その後映画に進出を果たします。

映画『吸血鬼』にて共演した縁で、1968年1月20日に映画監督のロマン・ポランスキーさんと結婚。

夫のロマン・ポランスキーさんとの2ショット写真

出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=aci015-jpp02601717&d=d4_pp

 

しかし、翌年1969年8月9日に、ロサンゼルスの自宅で殺害されてしまいます。

その犯人というのは、なんと狂信的カルト集団の者達。

 

当時、カリフォルニア州にて「ファミリー」の名で知られるコミューンを率いて集団生活をしていたチャールズ・マンソンという指導者の信奉者達の一人、スーザン・アトキンスを含めた3人組が犯行に及びました。

事件の首謀者 チャールズ・マンソン

出典:https://theriver.jp/ouatih-1/

 

シャロンさんの他に、一緒にいた3人の友人と、たまたま通りがかり犯行グループに声をかけた1人も殺されています。

 

つまりは、被害者は計5人ですね。

 

しかし、何故シャロンさんは事件に巻き込まれてしまったのか?

 

この事件の残酷さは、ここにかかってきます。

というのも、シャロンさんはただの人違いで襲撃されてしまったのですから。

 

マンソンは、ポランスキー夫妻が越してくる前に住んでいたテリー・メルチャーという人物に恨みを持っていました。

それも、マンソンの音楽をメジャーデビューに至らせられなかったから、というくだらない理由で。

 

マンソンが信奉者にどういった内容で襲撃を促したのは分かりませんが、勘違いでシャロンさんは殺されてしまったのです。

 

そして更に、当時シャロンさんのお腹には命が宿っていました。

妊娠8か月、あと2か月で待望の赤ちゃんに会える。そんな時に、不幸にもシャロンさんは被害に遭われました。

シャロンさんは犯人に「子供だけでも助けて」と懇願したそうですが、それが仇となってしまい、犯人達に合計16箇所も刺されて惨殺されたのです。

 

後にポランスキーさんは、生まれることなく死んでしまった子にシャロンさんと、自身のお父様の名前を取って「ポール・リチャード」と名付けてシャロンさんと共に弔ったそう。

 

犯人であるアトキンス達には死刑判決が下っていましたが、カリフォルニア州の死刑一時撤廃に伴い終身刑に減刑され、2009年9月24日に脳腫瘍のため獄中死、という形で幕を閉じました。

 

いかがでしたか?

日本を含めて今も世界のどこかでは何かしらの事件が常に起こっています。

そんな中で、どういった被害者の方がいて、遺族の方がいて、どんな思いでいるのか。そういった事を思わず考えてしまいます。

 

シャロンさんがもし今も生きていたら、世代的にオードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローの様に白黒時代の映画を華やかに彩っていたかもしれません。
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映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の評判や口コミ

 

日本での公開は2019年8月30日ですが、試写会などもあったようで既に評判や口コミも広まっています。

 

・前半割とゆるっとした日常パートでラストでいきなり割とグロめの痛そうなシーンがくる、タランティーノ映画!ってかんじの流れでした。
全然予備知識入れていかなかったので、そういう話だったのかとちょっとびっくり。

フィクションではあるものの、背景となった事件の方も気になるのでそっちの映画や記事も読んでみたいです。
ブラピは55歳になってもはちゃめちゃにカッコよく、ディカプリオはアイドルみたいだった少年期から現在のかんじに上手にシフトされましたねぇ。予告で観たMVみたいなシーンのあのうさんくさい笑顔のディカプリオ大好きです。
構図というとちょっと違うけど、やっぱり撮り方がとっても綺麗でタランティーノ監督好きです。

 

ロサンゼルスが舞台の映画たくさんあるけれど、どれもハリウッドがあるから近くて便利だからっていうくらいの理由ってかんじでロサンゼルスらしさって生かされているもの本数のわりに少ないと思うのですが、ロサンゼルス育ちのタランティーノ監督が撮るハリウッド、とてもよかったです。

出典:https://filmarks.com/movies/77968

 

・レオ様とブラピってこんなに合うのかという驚きがすごかった。

タランティーノの60sって新鮮だけど音楽を聴くとやっぱりタランティーノっぽいのも良かった。実話に基づいて書かれているはずなのですが忠実に再現されているわけでは全然なく、あくまでインスピレーションを得て作られた物語っぽいです。タランティーノにしてはピースフルな感じ、、

レオ様が酒に酔っていきなり泣き出すところにいちいち笑ってしまう。そしてブラピが本当にかっこいい。サントラがかなりおすすめ。

ディカプリオ演じる落ち目の俳優リックとブラピ演じるリックの親友でスタントマンのクリフのハリウッドでの生き様を描いたタランティーノ最新作。誰もが知っている現代の2大スターW主演で60年代のハリウッドをユーモラスに描いたコメディドラマ。

タランティーノ作品の中ではかなりクリーンな仕上がりだが、我慢できなかったのか最後でタラちゃん節が炸裂する。次から次へと現代のハリウッドの若手スターからベテランまで登場し、濃いキャラクターで溢れた世界。オリジナルキャラクターの二人が実在した映画人やマンソンファミリーらと接しながらこの世界で生きているのが面白い。

この作品で、”実際にあったチャールズ・マンソンの事件”は語られないが、マーゴット・ロビー演じるシャロン・テートの視点を通して、彼女を取り巻く当時のスターたちと共にこの時代のハリウッドの様子が描かれている。

個人的には、ブラピが一番良かった。裕福なリックとの格差など気にせず、自分らしく生きていて、ブルースリーをも勝る身体能力を持ち、常に冷静でクールに振る舞うクリフが非常にかっこよかった。
ハリウッドへの愛とリスペクトが込められた映画。

出典:https://filmarks.com/movies/77968

 

・事前にちょこっとだけシャロン・テート殺害事件を調べていたからこその意外な展開に「ほうほう!」となれたけど特に調べなくても十分面白いと思う。

(あ!ただねぇ、知ってたら知ってたでラストの重みは確実に変わると思う。やっぱりちょっとで良いからかじっておこう)

映画全体の4分の3は会話劇なんだけどそっからの…..!ね!

タランティーノ好きならきっと見にいくでしょうから特に何も言わんw

 

出典:https://filmarks.com/movies/77968

 

と、やはりレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの影響力は強いようです。

同時に、シャロンさんの事件は事前に予習しておいた方が良い、という意見も多い模様。

しかしながら、事件を知っているのと知らないのとでは見方が違うかもしれない、という意見もありました。

他にも「60年代のアメリカがよく作りこまれている!」といった好評もありましたので、そういう所に注目してみるのも楽しいと思います。

 

まとめ

どうでしたでしょうか。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」というタイトルは訳すと「昔々、ハリウッドで~」とお伽噺の始まりの様な文章です。

つまりは、もしもあの悲劇にこんな彼らが関わっていたのなら、という仮定の物語なのだろうと推測できます。

 

私自身、アメリカの街並みがとても好きなので大変この映画が気になっています。

シャロンさんの事件も今まで知らなかったので衝撃を受けましたし。

 

何よりも、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演。

これは期待するしか無いと思います。

観に行く時はシャロンさんの悲しい事件を念頭に置きつつ、純粋に作品を楽しめればな、という思いです!

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